今回は、「アルミ風船でなぜ電車が止まる?地下鉄だとやばい理由は?御堂筋で全線見合わせ」と題して、電車や地下鉄でのアルミ風船の危険性や御堂筋全線見合わせになった詳細について紹介していきます!
10月5日の19時台に大阪地下鉄の御堂筋線が全線見合わせになり問題になっていました。
なんと、運転見合わせになった理由が「アルミ風船」!!
なんでアルミ風船なんかで地下鉄が止まるのか疑問に思いますよね。
でも、その理由がかなり危険でやばかったんです!
ここでは、
- アルミ風船でなぜ電車が止まる理由
- アルミ風船が地下鉄では危険な理由
- アルミ風船で御堂筋全線見合わせの詳細
について紹介していきますね。
それではさっそく本題です。
アルミ風船でなぜ電車が止まるの?
アルミ風船が原因で電車が止まる理由は、アルミ風船の特性上ショートを起こして断線してしまう可能性があるからです。
アルミ風船といえば、テーマパークで売っていたりイベントでもらったりしますよね。
アルミ風船はヘリウムガスが入っていてふわふわと浮かぶので子供たちも喜んで手に持ってたりすると思います。
しかし、うっかり手を放してしまって飛んでいくこともありますよね。
外で飛んで行ってしまったら、「残念だったなぁ」で済むのですが、場所が駅構内や線路内だとそういうわけにも行かないんです。
アルミ風船を電車に持ち込む危険性について東急電鉄がこのように記しています。
アルミ風船を駅構内に持ち込む際のご注意
浮遊したアルミ風船が鉄道の電線などの設備に接触すると、列車が運行できなくなるなどの影響があります。駅構内にアルミ風船を持ち込む際には、絶対に離さないようお願いします。もし、駅構内で手を離してしまった場合は、すぐに駅係員にお知らせください。
引用元:東急電鉄公式サイトより
アルミニウム風船は普通のゴムの風船と違って、ナイロンフィルムの表面にアルミがコーティングされています。
アルミは導電性が高く電気を通しやすいのです。
電車は架線に流れる電気を利用して動いていますよね。
なので、電車の架線などに引っかかってしまうとショートを起こして電車が止まってしまうということなんですね。
一見「アルミ風船が?」と思ってしまいますが、アルミ風船が線路内で飛んでいってしまうと駅員さんは「やばい!」と思ってしまうわけです。
ということで、アルミ風船が原因で電車が止まる理由は、アルミ風船の特性上ショートを起こして断線してしまう可能性があるからでした。
アルミ風船は地下鉄ではさらに危険!
アルミ風船が地下鉄ではさらに危険な理由は、地下鉄だと架線に接触する可能性がかなり高まるからです。
地下鉄は名前の通り地下にあるので天井がありますよね。
地上の鉄道の場合、アルミ風船が架線を通り越して飛んでいってしまえばとりあえずは電車や運行に支障はないですよね。
ただし、地下鉄の場合は違います。
天井があるぶん、架線に引っかかる確率がぐっと上がってしまうんですね。
「駅のホームだと天井が高いから大丈夫なのでは?」
とも思いますが、電車が走っていった勢いなどでアルミ風船が移動することだって考えられます。
そしてホームから地下線路ないに入ってしまったらそれはもう大変。
架線に引っかかる可能性も上がるし、アルミ風船を撤去するために電車を止める必要もあります。
さらに地下鉄の架線は約1500ボルトの電圧が流れると言われていますから、それはもうかなり危険です!
地下鉄でアルミ風船が危険と言われるのはこんな理由があったからなんですね。
ということで、アルミ風船が地下鉄ではさらに危険な理由は、地下鉄だと架線に接触する可能性がかなり高まるからでした。
アルミ風船で御堂筋全線見合わせ!影響は?
10月5日(水)に起こったアルミ風船の影響で、地下鉄御堂筋線では約50分の間遅延や運転見合わせなどの影響があったようです。
2022年10月5日(水曜日)御堂筋線動物園前駅から天王寺駅間のアルミ風船の影響により、18時40分頃から列車の運行に遅れが生じました。また、アルミ風船の撤去のため19時7分から19時22分までの間、御堂筋線全線で運転を見合わせました。
お客さまにはご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
引用元:大阪メトロ公式サイトより
どうやら今回の地下鉄御堂筋線では、アルミ風船がトンネル内に入っていったみたいですね。
トンネル内だと架線に引っかかる可能性がかなり高くなります。
さらにトンネル内に入ったアルミ風船を撤去するために一旦電車を止める必要もありますもんね。
ただ、今回の地下鉄御堂筋線では架線への影響はなかったみたいです。
運転見合わせの時間も15分程で済んだようですよ。
ただこれが、架線がショートして断線してしまっていたらかなりの時間を要したはず‥‥
地下鉄御堂筋線は大阪府内でもかなり利用率が高いので、大幅な遅延や見合わせになると大変ですよね。
今回、遅延・見合わせの時間は50分でしたが帰宅時間ということもあって地下鉄利用者にもかなり影響があったみたいですよ。
地下鉄や電車に乗るときにアルミ風船を持って入ってはいけないというルールはありません。
ただ、このようなトラブルにつながるのでアルミ風船の持ち運びには気を付けたいですね。
まとめ
今回は、「アルミ風船でなぜ電車が止まる?地下鉄だとやばい理由は?御堂筋で全線見合わせ」と題して、電車や地下鉄でのアルミ風船の危険性や御堂筋全線見合わせになった詳細について紹介しました!
アルミ風船が原因で電車が止まる理由は、アルミ風船の特性上ショートを起こして断線してしまう可能性があるからでした。
アルミ風船は地下鉄ではさらに危険な理由は、地下鉄だと架線に接触する可能性がかなり高まるからでした。
10月5日(水)に起こったアルミ風船が原因で、地下鉄御堂筋線では約50分の間遅延や運転見合わせとなり帰宅ラッシュにかなりの影響があったようです。
「たかがアルミ風船が!?」と思ってしまいますが、理由を知るとかなり危険だということが分かりました。
アルミ風船の持ち運びにはくれぐれも気を付けたいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。